📚千石ブッククラブ~それしか ないわけ ないでしょう~
今日のおすすめ絵本
このコーナーでは、千石在住の絵本の大好きなお母さんが子どもの頃に読んだ本、子どもと読んで楽しかった本を少しずつご紹介していきます。
日々の読書にお役立ていただけたら幸いです。
『それしか ないわけ ないでしょう』(ヨシタケシンスケ/作・絵、白泉社/刊)
今回は、日常の一コマを、コミカルかつシュールに切り取るイラス
選んだのは、高校3年生の娘。
「わあ、ヨシタケシンスケさんいいよね!」
と言ったものの、はて。
私がヨシタケさんの作品を知ったのは、子どもが小学高学年になっ
知り合いが「子どものために買ったつもりが、自分がハマってしま
子どもたちが小さかった頃の読み聞かせ期にはまだ出会えていなか
「何がきっかけ?」
そう聞いてみると、
「学校のお友だちが、誕生日に贈ってくれた」と。
へえ。いい出会い方、したんだ!
『それしか ないわけ ないでしょう』は、小さな女の子が主人公。
ある日お兄ちゃんから「未来は大変なんだって」と聞かされ、焦っ
大人が「未来はこうなる」って予言してもハズれたこともたくさん
大人はよく「これとこれ、2つのうちどっちがいい?」って聞くけ
そんなことを肌で感じてきたおばあちゃんだからこそ、きっぱりと
この言葉をきいて、女の子の不安は吹き飛んでしまいました。
将来何になりたいか。何をして生きていきたいのかを考える時期に
「未来はああかもしれない。でももしかしたらこうかもしれないよ
よいタイミングでよい絵本に出会ったね。
読む人の想像力をかきたて、たくさんの可能性に気づくヒントをく
ブックセレクト/松本果乃瑚
https://www.hakusensha.co.jp/b
【案内人 栞本ことは(しおりもと ことは)氏 (千石在住)】
文庫活動(近所の子どもたちが自由に本が読めるよう、家の玄関先に本棚を置く)や手作り絵本の会(子どもたちが画用紙に文と絵を書き製本をし、世界に一つだけの絵本を作るお手伝い)をしていた母の影響で、自然と絵本や本に親しむようになりました。
本好きが高じて、出版社で編集の仕事をしているのですが、それでもまだ本への愛がおさまらず(?)、子どもが通う小学校で読み聞かせ隊をしたり、本のイベントをしたりしています。