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📚千石ブッククラブ~わたしのワンピース~

2021/1/21(木) 丸山
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今日のおすすめ絵本

このコーナーでは、千石在住の絵本の大好きなお母さんが子どもの頃に読んだ本、子どもと読んで楽しかった本を少しずつご紹介していきます。

日々の読書にお役立ていただけたら幸いです。

 

『わたしのワンピース』(にしまきかやこ/作・絵、こぐま社/刊)

この本と出会ったのは、20年以上前。
岐阜県に住む友人宅に泊まりに行った時のこと。
赤ちゃんが生まれたばかりのその家に、絵本のラックが置いてあり、そこに表紙を見せるように立てかけてあったのがこの絵本でした。

「わあ、かわいい絵」
「でしょ。それ私がずっと好きだった絵本」
「へえ」

その後彼女は、その本の中のうさぎが、空から降ってきた白い布を拾ったこと。

布をミシンで縫ってワンピースを作ったこと。

それを着てお出かけをすると、そこで出会う花や雨や草の実や鳥がワンピースの布にうつり、素敵なワンピースになることなど、熱を持って語ってくれました。

興味深いのは、小さい頃に知ってから大人になるまでずっとこの本が特別な存在だという人が多いこと。

その後も、色々な場所でこの絵本の支持者に会うこととなりました。

調べてみると、1969年の刊行当初から小さな子だけでなくそのお母さんたちにも絶大な支持を受け、とうとう発売50年をこえたそうです。

今回この連載を書くにあたり、千石図書館で借りて久しぶりに読みましたが、色彩も、絵のタッチも、50年前のものと思えないほど新鮮でした。

そして思ったこと。

「こんなワンピース、私も欲しい!!」

実は今朝、好きな服を組み合わせて外へ出ようとした私に娘が一言。

「え? ママ。まさかその服で外に出るんじゃ」
「そうだけど」
「え〜。やめた方がいいよお」
「いいじゃん! ママは自分が着たい服を着る。それの何が悪いの!」

親と子のセリフが逆転しているようにも思えるこの会話。
どうしてあんなにも感情的になってしまったのかとあとで後悔しました。

そして、

私がもし、四季折々に模様が変わるこんなワンピースを持っていたら……。

そしたら娘とこんなやりとりをしなくて済んだのに……。

と心の中でつぶやき、空を仰いだのでした。

 

https://www.kogumasha.co.jp/product/411/

 

【案内人 松本貴子氏 (千石3丁目在住)】 
文庫活動(近所の子どもたちが自由に本が読めるよう、家の玄関先に本棚を置く)や手作り絵本の会(子どもたちが画用紙に文と絵を書き製本をし、世界に一つだけの絵本を作るお手伝い)をしていた母の影響で、自然と絵本や本に親しむようになりました。
本好きが高じて、出版社で編集の仕事をしているのですが、それでもまだ本への愛がおさまらず(?)、子どもが通う小学校で読み聞かせ隊をしたり、本のイベントをしたりしています。

 

【イベントのお知らせ】
多くの方にご協力をいただきながら本のイベントも行っています。
昨年の千石ブックメルカード(一箱古本市)の様子は【コチラ】から
落ち着いたらまた企画しますので、遊びに来てくださいね。

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