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📚千石ブッククラブ~ねぎぼうずのあさたろう11~

2020/11/28(土) 丸山
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今日のおすすめ絵本
このコーナーでは、千石在住の絵本の大好きなお母さんが子どもの頃に読んだ本、子どもと読んで楽しかった本を少しずつご紹介していきます。

日々の読書にお役立ていただけたら幸いです。

 

『ねぎぼうずのあさたろう11』(飯野和好/作・絵、福音館/刊)

 

今回ご紹介するのは「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズの「なかせんどうもどりたび」。

 

1999年にスタートしたこのシリーズは、三度笠をかぶり股旅姿で旅をするあさたろうが主人公。

 

2008年からテレビアニメ化もされた人気シリーズなので、弱いものいじめをする相手を必殺技のねぎじる飛ばしでやっつけるシーンにスカッとした覚えのある方も多いのでは?

 

私も1作目からのファン。あさたろうの旅仲間や道中出会う野菜モチーフのキャラクターがチャーミングで、面白くて。

 

東海道の旅や中山道での戻り旅を一緒に楽しんでいるうちにあっという間に20年。

 

この11作目が完結編とのことで寂しい気持ちもありますが、「ふるさとの秩父に帰れてよかったよかった」とも。

 

作者の飯野和好さんに二度ほどお会いしたことがあるのですが、二度とも粋な和服姿で登場。

 

ブルースやロックなどのバンド活動もしているとお話されていて、とにかく明るくてユーモア溢れる方でした。

 

聞けば、ご自身も秩父の山村で育ち、近所の友達と探検ごっこや沢登り、チャンバラごっこをしながら野山をかけ回っていたそうなので、あさたろうはそんな体験から生まれた自分の分身みたいな存在なのかなあと想像しています。

 

最近はテレビで時代劇をあまりやらなくなったので、旅がらす姿は子どもには馴染みがないかもしれませんが、この物語が、おじいちゃんおばあちゃん世代、おとうさんおかあさん世代、子ども世代を繋ぐかけはしのような役割を果たしてくれたらいいなあと思い選びました。

 

「てやんでいっ!」が口ぐせ。いきでいなせなあさたろうと、あなたも一緒に旅してみませんか?

 

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=6688

 

 

【案内人 松本貴子氏 (千石3丁目在住)】 
文庫活動(近所の子どもたちが自由に本が読めるよう、家の玄関先に本棚を置く)や手作り絵本の会(子どもたちが画用紙に文と絵を書き製本をし、世界に一つだけの絵本を作るお手伝い)をしていた母の影響で、自然と絵本や本に親しむようになりました。
本好きが高じて、出版社で編集の仕事をしているのですが、それでもまだ本への愛がおさまらず(?)、子どもが通う小学校で読み聞かせ隊をしたり、本のイベントをしたりしています。

 

【イベントのお知らせ】
多くの方にご協力をいただきながら本のイベントも行っています。
昨年の千石ブックメルカード(一箱古本市)の様子は【コチラ】から
落ち着いたらまた企画しますので、遊びに来てくださいね。

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